キャリアをつけると燃費はどうなる?ルーフキャリアやルーフラックで車の燃費は悪化するの?

その他

父から
車のルーフキャリアをつけると燃費が悪くなるぞー
とプレッシャーをかけられたので
そんなにー?と思い調査しました笑

結論から言うと…

  • 市内走行 → ほとんど変わらない
  • 時速80キロまでは → 高速走行で燃費そのものが良くなるので誤差の範囲内
  • 時速100キロ以上 → 風の抵抗が強くなり、燃費がドンと落ちる

詳細理由

ルーフボックスを付けた時のマイナス要因についてネットで調べていたら面白いデータを見つけました。色々な方がそれについてアップされていますが概ね1割程度燃費が悪化するという見解が多いみたいです。そんな中で面白いと思ったのが「JAF」の2005年10月の冊子に掲載されていたという記事です。

こんな内容なのですが、「A.何もつけない場合」と「B.キャリアを付けた場合」と「C.キャリアとルーフボックスを付けた場合」そして「D.キャリアの上に自転車2台を積んだ場合」の4つのケースで燃費を計測したものです。その計測においては時速43キロ・80キロ・100キロの3つのスピードで行われているのも流石にJAFといったところですね!

これを見てみると、時速43キロで走った場合は、Dの自転車2台を積んだ以外はほとんど変わらないという結果になっています。そして時速80キロにスピードを上げると燃費そのもの自体は向上しますが何も付けないクルマに比べるとルーフボックス装着車は燃費が約3%悪化するということです。まあ「3%」ならば誤差の範囲のレベルだと思います。
次に時速100キロにスピードを上げると燃費がドンッと落ちます。やはり燃費には風の抵抗が大きく影響するということがここからも良く分かります。ここで面白いのがルーフボックスを付けているクルマの方がルーフキャリアのみを付けているクルマより燃費がいいという結果が出ていることです。もしかしたらキャリアだけの方が「風の巻き込み」により抵抗が高まるのかもしれません。
以上から分かることは、市内走行に関していえば自転車を積まない限りはキャリア、ルールボックス搭載による燃費悪化はほとんどないという事です。そして時速80キロまでスピードが上がるとその差は広がりますが燃費そのものが良くなるので結果的にはあまり気にすることはないと。時速80キロで走るのが一番いいのですが、一般道路では法的にはこのスピードで走ることは出来ないので「ルーフボックスを付けたならば高速道路をスピード控えめに走る」のが一番いいということになりますね。
但し、JAFに文句を言うつもりはありませんが時速80キロというのは(郊外ではよくある普通の速度ですが・・・あくまでも世間の話ですが)法的には駄目なケースが多いと思うので、どうせなら時速60キロの場合の検査もやってほしいところでしたよね。

https://plaza.rakuten.co.jp/mycarprius/diary/202205180000/

たしかに時速60キロで走ることって多いですからねー。
特に田舎の方は。

他に熱心に調査されている方も。やはり高速は基本的に10%は落ちると思った方が良い。

ルーフボックス有無での燃費悪化具合は19.43km→17.65km/Lという結果でした。
悪化率としては9.61%です。
前面面積は10.9%増加し、燃費悪化率は9.61%でしたのでなんとなく納得の数字です。
ほぼ同じ運転、条件での比較での結果ですのでなんとなく感じていた燃費悪化具合の感覚と一致しました。
空気抵抗は速度が出れば出るほど影響するので乗り方によっても結果は違ってくると思います。


この悪化率を当てはめると、私の走行パターンである、ほぼ高速道路で90~100km/hで走行することが多い場合は、
20km/Lの車であれば18.18km/L
15km/Lの車であれば13.64km/L
25km/Lの車であれば22.73km/L
といった具合になるのではないでしょうか。もちろん車種や運転の仕方、ルーフボックスやルーフレールの種類によっても異なるのでしょうが一つの目安になるかと思います。

https://everinterest.net/f25-roofbox-nenpi-hikaku202103/

この方はほぼ高速走行の方ですね。
都心の人はこちらの方が参考になるかな。

よし!父に反論しよう!
田舎の一般道じゃそんなに変わらんって!

コメント

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